記事を読んでみると、
経済産業省は13日、戸建て住宅に設置されている太陽光発電の電力を、グリーン電力として企業に販売するモデル事業を年内に始めることを決めた。グリーン電力を利用する企業のランキングも公表する予定で、環境に配慮した自然エネルギー促進の一環。14日の総合資源エネルギー調査会の報告書案に盛り込まれる。個人住宅のグリーン電力の販売が進めば、1戸当たり年間約1万円の利益を生み出す見込みだ。
ということらしい。
いままで、戸建て住宅に設置された太陽光発電によって発電された電力のうち自家消費分をグリーン電力証書という形で販売する方法としては、
先日記事に書いたように
PV-Net(太陽光発電所ネットワーク)というNPOが行っている
PV-Greenという仕組みを利用するか、佐賀県や愛知県のように自治体がグリーン電力証書として買い取ってくれる仕組みを利用するしかなかったと思います。(もし他にもあるのであれば教えていただけると幸いです)
それが、モデル事業としては三洋ホームズが中心となって行われるようですが、顧客の各戸から発電量などのデータを取得して専門会社がグリーン電力証書を発行するという仕組みのようです。
わが家で例えるなら、セキスイハイムがわが家のモニター(光熱費ナビ)からのデータを受け取って、自家消費分をグリーン電力証書の発行を行う会社に送り、証書化。その証書を販売することで太陽光発電設置者に還元されるという仕組み。
実際にどれぐらいで売れるのかという例では、1戸あたりの年間発電量が3500kWhとする(3~3.5kWのパネル?)と、自家消費分は一般的に1400~1750kWh程度になるらしく、これをグリーン電力として販売すると約1万円ぐらいになるそうです。
こういう仕組みができるのなら是非やってもらいたい。
太陽光発電を導入されている方は今後も『グリーン電力』や『グリーン電力証書』といったキーワードはチェックしておいた方が良さそうですよ。
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