先日書きました以上の3つの記事をご覧いただけるとありがたいのですが、太陽光発電の自家消費分で収入を得ようとすると計量法に関する問題点を避けては通れません。
おさらいのためにもう一度書いておくと、
太陽光発電によって発電された電力のうち、余剰分は各電力会社に環境的価値も含めた単価で買い取ってもらっていますが、それ以外の自家消費してしまっている分に関しては、エネルギーとしての価値は家電製品などで消費されますが、環境的価値は評価されません。
この自家消費分の環境的価値を評価してもらい、グリーン電力証書として譲渡(販売)して収入を得る方法を「
太陽光発電の自家消費分で収入を得る(08/02/22)」で説明したんですが、このグリーン電力の発電量を認証してもらうには今後計量法に対応した誤差の少ない検定済計量器の設置が必要になるようです。
現在は平成21年11月19日までという暫定的な経過措置がとられている期間です。
この問題について次のような内容の署名活動が行われております。
[1]太陽光発電(特に個人住宅用)の計量法問題にたいして
- 個人住宅太陽光発所長の持つ環境価値行使の権利を阻害しかねない計量法適用を行わない
- 計量法適用を行う場合には対応可能で充分な猶予期間を取ること
- 計量法適用に対処する関係者の対応を強く促すと共に、特定の関係者だけに負担を強いることのない、国として適切な措置
- 太陽光発電新設者が自らのシステムの発電量が計量法適用測定器で測定可能になるよう標準装備にする指導
- 太陽光発電既設者にはパワーコンディショナーの取替え等で計量法適用測定ができる時期まで計量法適用を猶予する措置
[2]電力会社による太陽光発電システムからの電力買取の法制化
PV-Netのサイト上では2月23日締め切りとなっていましたので間に合わないものだと思っておりましたが、これは第2次の締め切りだったようで現在は
3月中旬頃3月末を目処に第3次募集中だそうです。
全国の太陽光発電設置者は25万世帯以上らしいのですが、署名が集まっているのは1092名ということでまったく集まっていないようです。
おそらく、計量法に関する問題点などまったく知らない方がほとんどなんだと思います。
上記のような趣旨にご理解いただける方はぜひご署名いただければと思います。
また、お知り合いの太陽光発電設置者の方などがいらっしゃいましたら、ぜひご協力を呼びかけていただければと思います。
詳しくは下記ファイル(ワード形式/PDF形式)をご覧ください。
署名用紙も含まれておりますので、ご記入いただき郵送かFAX、メールでお送りください。
下記ファイル内でも締め切りが2月23日となっておりますが随時受付中ということです。
ワード形式:
syomei.docPDF形式:
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よろしくお願いいたします。
※2008年3月5日追記
さくらココさんのページで「PV-Greenの現状と課題」というPDFファイルが公開されています。
とても参考になりますのでぜひお読みいただければと思います。
⇒http://homepage3.nifty.com/sakuracoco/080202PV-Green-kadai.pdf
■関連記事
グリーン電力証書(08/02/21)
太陽光発電の自家消費分で収入を得る(08/02/22)
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